イルカといえば学習能力が高く好奇心旺盛ともいわれるが、アメリカで野生のイルカたちが犬の窮地を救ったというエピソードが7年たった今でも定期的にネットで話題となっている。
7年前のある日の夜、フロリダ州のマルコ島でシンディ・バーネットさんが飼っているドーベルマンのターボが逃げ出してしまった。
必死になって心当たりを探しまわるシンディさんだったが、およそ半日後に思いがけない場所でターボを保護したとの連絡が入る。
そこはなんと運河の中。
彼を水から救った善意の人によると、騒がしい水音が気になり運河をみたら、野生のイルカたちに囲まれたターボを見つけたという。
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深夜に脱走した犬のターボ
2011年2月のある夜、飼い主のシンディ・バーネットさんが11歳の愛犬ターボの失踪に気づいた。
姿を消したターボとシンディさん
きちんと閉めたはずのターボのゲートが開けっ放しで、いくら呼んでもどこにもいない。真っ青になったシンディさんは急いでターボを探し回った。
散歩ルートを5、6往復して呼び続けたが、やはりターボは現れない。それから午前2時になっても見つからない時点で、もうただ事ではないと感じていた。
運河にいたターボを善意の女性が救助!
しかし捜索開始から15時間後、絶望しかけていたシンディさんのもとに警察から思いがけない朗報が舞い込んだ。
なんと自宅から少し離れた運河でターボが救出されたという。
海に面したマルコ島にはいくつも運河があったが…
急いで駆けつけると、震えながら疲れ切っているターボがいた。
事情をうかがうと、第一発見者のある女性がすぐに通報。さらに運河に飛び込んでターボを引き上げてくれたという。
救助隊に運ばれたターボは足に切り傷を負い、脱水もしていたが幸いにも命に別状はなかった。
野生のイルカの水音が発見につながる
最悪の事態も覚悟していたシンディさんは大喜び!愛犬の恩人である彼女に感謝しつつ発見時の話を聞いた。すると意外な事実が明らかになった。
なんと当時のターボは1匹ではなく、数頭のイルカに付き添われていたという。
その女性によると、運河で激しい水音を聞きつけてふと目をやると、水中に疲れた様子で立往生する犬とそのそばで騒ぐイルカたちがいたというのだ。
運河ではよく野生のイルカが泳いでいるという
その時は引き潮だったらしく、ターボがいたのは深さ80センチほどの浅瀬で、彼が苦労して泳がずともどうにか立ってられる場所だったそうだ。
まるで奇跡!イルカのおかげで発見されたターボ
これを聞いたシンディさんは奇跡を感じた。
半日以上も運河にいたであろうターボ。彼がなぜそこに落ち、どう持ちこたえたかはわからないが、運河の壁は彼の背よりも高くてはい上がれるようなものではない。
シンディさんは「もしターボが運河を一晩中泳ぐハメになったとしたら、体がもたなかったはずです」と語っている。
イルカたちがいつどの時点でターボを見つけたのか、そこで何があったかもまた謎のままだ。
だが、彼らが疲れ切ったターボのそばで騒いでくれたおかげで再会が叶ったのは確かだ。
その後、ターボは体も元通りに回復している。ただ、運河が苦手になったらしく近寄らなくなったそうだ。
この出来事は犬を救ったイルカのエピソードとして報じられ、今もネットを巡り続けている。
References:pawsplanet /nbc-2 / naplesnewsなど /written by D/ edited by parumo
全文をカラパイアで読む:http://karapaia.com/archives/52268487.html
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(出典 news.nicovideo.jp)
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