オールのようなヒレ状の四肢でゆったり泳ぐ姿が印象的なウミガメ。その最大種であるオサガメの動画が公開され話題になっている。
大きなオサガメは浜辺で休んだのち、ふたたび海に戻っていくのだが、予想を裏切る巨体のおかげで、遠近感が奇妙なことになってしまう。
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砂浜から海に帰る大きなオサガメ
海岸でくつろいでいたオサガメ先輩。
周りの人はわくわくしながらその巨体を見守っていた。
砂をかいてゆっくりと海に移動。悠々としたヒレ使いには貫禄すら漂う。
見た感じ成体だが年齢はいくつくらいなんだろう?
そして淡々と寄せる波に紛れると、母なる海に帰っていった。
とにかくでかい。だが水中では超早く泳ぐオサガメ先輩
カメ目最大種のオサガメは主に赤道近くの太平洋や大西洋に生息し、中央アメリカやアフリカの海岸などを泳ぐ世界最大のウミガメとして知られている。順調に育った個体は体長2~3m近く、体重900kg前後にもなるといわれる。
彼らは潜水する海洋生物としても有名で水深1.280mまで潜った記録もある。さらに海では陸上とは比べ物にならないほど敏捷に動くことができ、時速約35kmで移動する個体が記録されている。
主食はもっぱらクラゲで、一日に100kg相当のクラゲを食すという。素潜りが得意なオサガメは、日中はクラゲを追って深く潜り、夜はクラゲたちの浮上に合わせて上がってくる。そのため浅いサンゴ礁などには寄りつかないそうだ。
・オサガメの口の中がホラーで満ち溢れていたよっと・・・ : カラパイア
海洋ごみで命を落とす個体も
サメやシャチなどの天敵から身を守ることができれば、100年以上生きると考えられているが、現在は、乱獲以外に別の漁に巻き込まれたり、産卵地の環境悪化などから激減している。
さらに近年ではクラゲと間違えて、海に漂うビニール袋やプラスチックのごみを食べる個体が増え、消化管がふさがって死亡したり、栄養不良で成長が遅れる例も報告されている。
あわてず騒がず、堂々としたヒレ使いで海に戻ったオサガメ先輩。陸上で野生の個体と会う機会はめったにないそうだけど、またいつか会えるといいな。
written by D/ edited by parumo
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— カラパイア (@karapaia) 2017年12月9日
(出典 news.nicovideo.jp)
オリンピック開催を控えた日本こそが、世界をひっぱって対策にのりだすべきだと思うのですが。