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 飼い主に捨てられ、同じ場所から動こうとせずに何年も飼い主を待ち続けている犬のストーリーソーシャルメディアに投稿されると、一気に拡散する。

 これらのストーリーが多くの人の目に触れることで、偶然飼い主の目にも留まる場合もあるが、犬が飼い主と再会できてハッピーエンドになるケースは、やはり稀といえよう。

 タイで起こったある出来事も、フェイスブックに投稿されたことがきっかけで、4年の時を経て犬と飼い主が再会することができた。

 ところが、どうやら意外な結末を迎えることとなったようだ。

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dog waiting for owner for more that 4 years in thailand

同じ場所で何年も佇む一匹の犬

 タイ東北部コーンケン県の交差点近くに、過去4年にわたり一匹の野良犬が同じ場所で座り続けていた。

 レオと呼ばれているその犬は、いつも同じ場所で同じ方向を向いており、その姿はまるで誰かを待ち続けているかのように見えた。

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 偶然、その犬を見たSNSユーザーは、野良犬にしては毛並みが良く元気そうなことから、誰かが世話をしているのではと思い周囲に尋ねてみたところ、やはりある1人の女性が犬を気にかけ、餌と水をやりに定期的に通っていることがわかった。

 ある日、SNSユーザーがレオを撮影していると、その女性がちょうど餌をやりに来たため、レオのことを聞いてみたそうだ。

飼い主を待ち続けている様子の犬を可愛がる女性

 サオワラクさん(45歳)は、数年前にレオを今と同じ場所で見たことを話した。その時、レオは痩せ細り皮膚病に罹っている様子だったという。

 そのまま放置するには忍びなく、サオワラクさんはレオを自宅へと連れ帰り、世話をした。

 ところが、ある日帰宅するとレオの姿がなく、サオワラクさんはレオを探した。そして、レオが最初にいた交差点の近くに戻っていることを発見した。

 この時サオワラクさんは、レオはきっと飼い主にここで捨てられて、今でもずっと飼い主を待ち続けているのだろうと思った。

 それ以来、サオワラクさんは同じ場所に佇むレオに、餌と水を数日に1回持ち運び、与えるようになった。

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 この話を聞いたSNSユーザーにより、レオとサオワラクさんのストーリーが今月初めにフェイスブックシェアされると、瞬く間に拡散し、犬の飼い主の目に留まった。

飼い主が語った出来事とは…

 ローイエット県に住むナンさん(64歳)は、フェイスブックを見た娘から、4年前まで飼っていた犬ボンボンにとても良く似た犬の写真を見せられて驚愕した。

 ナンさんによると、2015年2月16日、ナンさんと夫はコーンケン県に住む娘に会いに、ボンボンを連れて車で出向いた。

 しかし、その帰りどういうわけか、ボンボンを失ってしまったという。

 突然ボンボンがいなくなった理由については、ナンさんはこのように推測している。


ボンボンは、窓が開けられた状態で車の後部座席に座っていたのですが、信号待ちの時に窓の外に何かを見つけたのか、窓から飛び降りてしまったのでしょう。

ボンボンが車の中にいないと気付いたのは、ガソリンスタンドで止まった時でした。

道路を引き返して、ボンボンを探してみましたが見つかりませんでした。いなくなってから1週間はあちこち探しました。でも、どこにもいなかったので、もう車に轢かれたか死んだかだろうと諦めるしかなかったのです。

4年ぶりに飼い主に再会したボンボン

 9月6日、ナンさんはレオという犬の写真を見て、すぐにボンボンだとわかった。

 娘に「この犬のいる場所へすぐに連れて行って」と頼み、車で向かうと、4年前に別れたきりのボンボンがいた。

 ナンさんがボンボンの名を呼ぶと、尻尾を振って近寄ってきたが、家に連れ帰ろうとすると躊躇う素振りを見せた。

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 ナンさんは、フェイスブックにあったストーリーを思い出し、きっとボンボンは今まで何年か世話をしてくれたサオワラクさんとの別れが辛いのだろうと察した。

新しい飼い主へボンボンを託すことに

 結局、無理強いして連れて帰ることは良くないと思ったナンさんは、サオワラクさんにボンボンを託すことにした。

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 しかし、何か必要なものがあれば揃え、定期的に娘とボンボンの様子を見に来ることを約束したようだ。

 4年もの間、ずっと飼い主を待ち続けていたはずのボンボンは、飼い主が目の前に現れても一緒に帰ることを選ばなかった。

 なんだか少し切なくなってしまうこのストーリーは、タイ全土で多くの人の心を掴んだだけでなく、アジア諸国でも拡散し、大きな反響を呼んだことが伝えられている。

References:Oddity Centralなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52282786.html
 

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(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 www.asiaone.com)


せつない話です。
ボンボンの幸せを祈ります( ^^)