カリフォルニアの同時多発山火事「キャンプファイア(Camp Fire)」は、完全消火に至った今でも、行方不明となった動物たちの救出活動が行われている(関連記事)。
そんな中、コンフォー地域から2匹の子猫が救出された。
オレンジと黒の2匹で、オレンジの猫はヒゲを失いながらも弟である黒猫を守り、決してそのそばを離れようとしなかったという。
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火災現場から残された猫の救出
カリフォルニア州ブラウンズバレーに拠点を置く動物救助隊のシェイラ・サリバンさんらは、災害地域から動物を救出するため、地元の救助チーム「カウボーイ911」に参加した。
救助チームはひどく焼けた災害地域に到着し、そこで母猫と一緒にいる2匹の小さな子猫を発見した。
子猫たちは母猫が森に潜むコヨーテから守るために、人間が残していった薪ストーブの奥に隠していたようで、それが幸いして恐ろしい火事からも救われたようだ。
早速保護活動が開始された。ところが母猫は、子猫たちを保護している間に走り去って逃げてしまい、行方がわからなくなってしまった。
せめて子猫たちだけでもと、救助隊はストーブの中から黒い子猫と、オレンジ色の子猫を引っ張り出した。
シェイラさんは息子と友人に子猫を渡し、ケンタッキー州のフィールドヘブン・キャットセンターに運ぶように頼んだ。
火傷しながらもずっと黒猫を守っていたオレンジ色の猫
子猫たちがセンターへ到着すると、医療チームの治療が始まった。彼らは温かいタオルに包まれ、点滴が施された。
スタッフは子猫をアッシュ(黒)とフェニックス(オレンジ)と名付けた。
アッシュはフェニックスよりも少し小さい。フェニックスはお姉さんで、アッシュが弟なのだろう。
フェニックスは火事の最中、ずっと弟を守り続けていたようだ。彼女は毛皮が焦げ、ヒゲも燃え落ち、足をやけどしていたが、アッシュは無傷だった。
避難所での最初の夜、フェニックスはずっとアッシュに体を擦り付けていたそうだ。
フェニックスは、アッシュが安全であることを確認してから、ようやく自分の治療のためにリラックスした。
行方不明となった母猫の捜索活動が現在も行われている
シェイラさん達は子猫たちが母親と再会できるよう、子猫を救出した場所で母猫を探し続けている。
フィールドヘブン・キャットセンターでは、約50匹の猫、3羽の鳥、1頭のカメレオン、1頭のイグアナを保護しており、彼らに医療と安全で暖かくストレスのない環境を提供している。家族と再会できた動物もいるようだ。
フィールドヘブンではFacebookを通して救助活動の為の寄付を募っている。
References:PAWS PLANET / written by いぶりがっこ / edited by parumo
全文をカラパイアで読む:http://karapaia.com/archives/52268585.html
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(出典 news.nicovideo.jp)
多分野良ちゃんであろう猫たちを救おうとする人がこんなにたくさんいるってすばらしいです。
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