オーストラリアという国はいつだって我々の期待を裏切らない。その大きな大地でダイナミックな事件を起こしちゃうミステリアスな国だ。
オーストラリア、ヴィクトリア州にあるストラスダウ二―という町で、ゴールデン・レトリバーのアーシャがいつのまにかコアラを背負っていた。
飼い主が早朝、アーシャの様子を見に行ったところ、背中に野生のコアラが!
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コアラはある朝突然に
日本が夏の終わりを迎える今、オーストラリアは冬の終わりを迎えている。
真夜中だと5℃程度まで冷え込む寒い日もまだあるそうだ。それは確かにモフふわなものが恋しくもなる。
ある朝のこと、アーシャの背中には、まだまだあどけないコアラの赤ちゃんがヒシっとしがみついていた。
これには飼い主もびっくり。
「あの日の早朝、夫が『ちょっと見てごらん!』というので見に行ったところ、ありえない光景が!アーシャの背中にコアラの赤ちゃんがくっついていたんです。」とアーシャの飼い主ケリーさんは語る。
犬のアーシャは混乱
「コアラを背負って横たわるアーシャは、何だかすまなそうな、混乱している表情をしており、申し訳ないけど思わず笑ってしまいました」とケリーさん。
ゴールデン・レトリバーのアーシャは、何が起きているのかわからず、かといって振り落とすわけでもなく、異種の動物の赤ちゃんに慕われ困惑していたようだ。
もしこの心優しくあたたかな犬の背中にたどり着けなかったら、おそらくコアラの赤ちゃんは、寒さと外敵から身を守ることができなかったかもしれない。
原因ははっきりとわからないが、何らかの拍子に母さんコアラの袋から落下した赤ちゃんは、温かさとぬくもりを求めてさ迷った結果、たどり着いた先が、眠っていたアーシャの背中だったのかもしれない。
ケリーさんが撮影した、アーシャの背中で暖をとる赤ちゃんコアラの画像はFacebookで公開されると瞬く間に注目されるようになった。
無事に獣医のもとへ
コアラはアーシャの背中から離れようとしないし、徐々にアーシャもコアラに愛情を抱くようになった。
友情が芽生え始めた2匹を引き離すのはなかなか困難なことだったが、ケリーさんは、なんとかコアラを引き離し、動物病院へ連れて行き、健康診断をしてもらった。
現在、赤ちゃんコアラはコアラ専門の保護施設ですくすくと成長しているとのこと。野生でも十分に生活できるようになったら、自然に返すという。
ケリーさんはこの一連の出来事に関して「こんなにもオーストラリアっぽい独特な出来事に遭遇できてとてもうれしく思います。我が家の愛犬が小さなコアラの命を救ったことを誇りに思っています。」と語った。
北半球にはいない動物がたくさんいるオーストラリアでは、今日もいろいろな異種間友情ドラマが起きているのかもしれない。
written by kokarimushi / edited by parumo
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— カラパイア (@karapaia) 2017年12月9日
(出典 news.nicovideo.jp)
でも、わかっていないのは人間だけなのさ(^^;)
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